シワだけでなく頬のこけも加齢による悩みですが、知識もなくウルセラを受けると頬がこけて後悔することもあり得ます。防げるものなら防ぎたいですよね。
ウルセラで頬がこける原因と対策
ウルセラは加齢による皮膚のたるみに効果がある
切らないとはいえ、たるみ治療はどうしても痛みを感じることが多く、切らないたるみ治療はその痛みをいかに抑えるか、という点で様々なたるみへの治療が生まれてきました。ウルセラもそのひとつで人気のあるたるみ治療です。
切らないたるみ治療は皮膚のどの層を照射するかで痛みや効果が違うのですが、ウルセラの照射は皮膚のたるみに効果があります。
頬のこけは脂肪のたるみが原因
加齢によるたるみというと頬にできるブルドッグのようなシワがまず思い浮かぶはずです。その為たるみ治療にウルセラ、となるのは納得です。
しかし、シワだけがたるみの原因と考えるのは間違いです。たるみはハリを失ったりシワが出来たり頬がこけたりと原因が様々です。
加齢で頬がこけるのと皮膚のたるみは一見何の関係もなく感じられますが、皮膚の下にある脂肪の下垂で起きる頬のこけはたるみと判断されます。
皮膚を引き上げる効果があるウルセラ
皮膚は表皮と真皮と皮下脂肪組織の3つの層にわけられます。切らないたるみ治療は目的毎にこの3つの層かその下の筋肉に照射をするかが違い、照射箇所により、効果や痛みが違ってきます。ウルセラはこの3つの層の下にある筋肉の部分を照射するたるみ治療です。
顔面の土台ともいえる筋肉へ直接働きかけ皮膚を引き上げる効果が大きい治療なのでたるみへの効果も抜群、と評判も良いのです。
実はウルセラでも頬はこける
たるみという言葉で頬がこけるという状態は違う加齢の症状のように感じるのかウルセラの悪い口コミには頬がこけたというものは、あまり見かけません。
しかし、ウルセラでも頬がこけてしまう原因はあります。
頬がこけないようにする対策は受ける側の準備やクリニック選びで可能になります。対策を立てるにはまず理解が必要です。まずは頬がこけた状態というものについての説明をします。
頬のこけでできる種類のたるみ
ほうれい線、マリオネット線、目の下のくぼみ、輪郭の膨らみは脂肪の下垂で起こる頬のこけが原因です。
たるみと聞くと肉がついてチャプチャプなシワを想像しますが、老けて見える悩みのたるみは、脂肪の下垂でこける状態も指しています。
全てのたるみが頬のこけではないのですが、自分の症状への正しい理解は必要なので、たるみに種類があることは覚えておいてください。
老けて見える原因
顔面の脂肪はその下にある筋肉や骨と、繊維のヒモでつなぎ留められています。その紐が加齢により伸びると脂肪の位置が下がってきます。
頬の脂肪が下がるとこけて見える原因はこのことを指しています。皮膚の繊維も加齢で弾性がなくなればハリがなくなり皮膚が余ってシワができます。
老けて見えるのは皮膚の下の脂肪がなくなり頬がこけ、皮膚が余ってハリがなくなりシワができることが原因です。たるみの原因はひとつではありません。
良く出るほうれい線への不満
たるみ治療で効果があると言われるウルセラですが、効果がなかったと嘆く声の中にほうれい線に効果がなかった、かえって目立ったというものがあります。
ウルセラは機器を患部に当て、効果的にアンチエイジングを行う施術なのですが、実は顔の筋肉についての知識がないと効果的な照射ができません。
形成外科専門医のように解剖学の知識があればほうれい線にもっとも効果のある照射ができるのですが、経験と知識がなければ効果を出すのは難しいです。
難しいほうれい線への効果
引き締めや引き上げを、安心できる状態でプロに頼むのが切らないたるみ治療なのですが、ほうれい線は顔の筋肉についての知識がないと、
ちゃんと効果を出すことが難しい部分と言われています。
たるみ治療を受ける人はほうれい線で悩まれていることも多いと思うので、格安料金だけを売りにするようなクリニックでウルセラを受けると期待した効果を得られずガッカリしてしまうことになってしまいます。
たるみ治療を行うには解剖学が必要
スマホの普及により誰もが専門的な情報を得やすい世の中になって、皮膚の構造のわかりやすい図解を簡単に見ることができるようになりましたが、勉強し経験を積んできた専門家には知識と経験の点ではかないません。
ちゃんとした「たるみ治療」を受けるには自分もある程度知識はないといけませんが、切らないたるみ治療とはいえ、解剖学に詳しい形成外科専門医がいないとほうれい線で効果がでないといったような副作用が起きることもあるのです。
形成外科専門医なら対策もバッチリ
頬のこけは加齢による脂肪の下垂により起こると最初に説明をしましたが、顔の解剖学に詳しくないクリニックがウルセラの機器があるというだけで、施術を行ってもウルセラのきちんとした効果を出すことはできません。
脂肪の下垂には皮下脂肪組織に効果がある他のたるみ治療の方が良いのです。解剖学に詳しい形成外科医ならば、正しい知識の元、ウルセラ以外の施術を勧めたり、ウルセラとセットの施術で効果を更に上げてもくれます。
クリニックという名前だけで安心するのは危険
形成外科専門医だけが美容医療を行える、というわけではありませんが、専門的な知識があればそれだけたるみ治療も高度な技術を期待できます。
その為にたるみ治療には認定医という資格があるのですし、意識の高い美容医療を行っているクリニックの医師ならば日本美容外科学会などを通して、形成外科全般の知識を得るべく研修に参加し日々努力をしています。
クリニックの名前だけに安心せず、安心して治療できるか調べる姿勢は忘れずに。
たるみ治療は受け身ではダメ
美容と効くとエステのような心地良さを体験する、というイメージが第一に浮かぶのでたるみ治療でクリニックにかかる場合は、
どうしても受け身になりがちです。
しかし、たるみには脂肪によって起こる頬のこけ、皮膚の繊維が伸びて起こるハリの喪失やシワと種類が様々です。
自分のたるみがどちらなのかを調べ症状に合った治療を選択しなければウルセラで頬がこけた、という悲しい結果を引き起こしかねないのです。
クリニックを調べよう
積極的な姿勢は自分の症例だけでなく、たるみ治療を受けたいクリニックについての情報収集でも発揮してください。
口コミ全般で評判が良いからというだけで、ウルセラを決めてしまうことは絶対オススメできません。
事前カウンセリングなどを利用して自分の症状に正しいアドバイスをしてくれるかどうかも、良いクリニックと判断できる材料になります。その時院長自らが責任を持って悩みに対応してくれるクリニックはかなり良心的と言えます。
認定医と症例数を確認しよう
熱心な院長がいることは良いクリニックの絶対条件ですが、その他にたるみ治療の認定医がいるかどうかも確認すべきです。
たるみ治療の認定医ということは、解剖学に知悉しているという証明につながります。その他にクリニックの症例数が多いことも判断材料としてください。
ただ認定医がいるというだけでなく、手術を数多くこなし経験を積んでいないと技術が未熟である可能性が高いです。HPなどでハッキリした症例数手術前後の画像が公開されているかも確認しましょう。
目的に合った口コミを活用
事前クリニックなどを使い自分で判断することは非常に有効な手段ですが、それでも専門家ではないので判断が難しい場合もあるでしょう。
そんな時は、口コミを見るのも良い手です。口コミを見る時は漠然と美容医療全体のものを見るのではなく、ウルセラを受ける場合はウルセラに特化した口コミを中心に見ましょう。
自然とウルセラの知識も得られ良し悪しの情報も入ってくるはずです。その中に頬がこけるというものがあれば、対策を立て回避もできるというものです。
加齢によるこけと治療によるこけ
加齢で頬がこけることは理解していただけたと思いますが、実は加齢以外に治療によって頬がこける場合は実際あります。
切らないたるみ治療はその目的により、表皮、真皮、皮下脂肪組織そしてウルセラのように筋肉を照射と、照射箇所が違ってきます。
皮下脂肪組織へ照射する場合は脂肪を収縮させるので治療法が合わないと、効き過ぎて頬がこけてしまいます。
正しい判断をするクリニックならばこのような間違った選択はしません。クリニック選びはやはり重要といえます。
ウルセラまとめ
頬がこけると聞くとたるみ治療とは違ったイメージを持ってしまいがちで、実際私も同じように感じていました。ウルセラでは頬はこけないと思っていましたが、色々と調べると、ウルセラでも頬のこけた状態が起こり得ると理解しました。
正しい治療を正しい知識で選び取ることがアンチエイジングを目指す場合、絶対必要な姿勢なのですね。ウルセラでも正しい判断で頬がこけることなく若々しい姿を得て、楽しい毎日を送れるようにしたいですね。