近年鼻の輪郭形成やしわやたるみの新しい治療法として注目されているものに、レディエッセという施術法があります。
そんなレディエッセですが、施術することによってどんな副作用があるのでしょうか。レディエッセの危険性、副作用や後遺症についてまとめました。
レディエッセ施術時は痛い!?麻酔はあるの?
レディエッセとはハイドロキシアパタイトという成分を注入することによって鼻やあごの形を整えたり、お肌にハリを持たせたりする施術です。
費用はヒアルロン酸などと比べて高額な設定になっているクリニックもありますが、一回の施術で長期的な効果が望めるとのことで、施術を受ける人も増えてきているようです。
メスを入れる外科手術とは違い注入治療なので痛みが少ないとのことですが、実際の痛みはどういったものなのでしょうか。
調べてみたところレディエッセの施術に伴う痛みはヒアルロン酸注入などとほぼ同じか、それより少ないものだそうです。
つまり注入針を刺す時しか痛みはないようなので基本的には麻酔はありませんが、クリニックによっては事前に麻酔クリームを塗ってから施術するところもあるようです。
痛みの程度に関してはあくまで個人の実感ですので、検討されている方は参考程度になさってくださいね。詳しくはお近くのクリニックに聞いてみることをおすすめします。
レディエッセ施術後はどんな副作用が予想される?
いわゆるプチ整形のように施術が簡単なレディエッセですが、施術したことによる副作用や後遺症はあるのでしょうか。
まず副作用ですが、ハイドロキシアパタイトは歯科の分野でも非常に多くの国が使用し、安全性を認めています。ハイドロキシアパタイトを体内に注入することによる副作用はほとんどないようですね。
ただ、次のような症状がでることがあります。
ダウンタイム中の注入箇所の腫れ、内出血
レディエッセは注入治療なので通常腫れや内出血はほとんどありませんが、お肌が敏感になりますので人によってはそのような症状が出てしまいます。
しかしそのほとんどは一時的なもので、メイクで隠せる程度なので心配はいらないでしょう。レディエッセに限らず美容治療はダウンタイムを設けています。
お肌を正常な状態に戻すためのリハビリ期間だと考え、お肌の負担になることは避けましょう。
これらは通常3~7日で治まるようですが、一定期間経っても腫れがひかない、痛みが強いなどの症状があればすぐにクリニックにお問い合わせください。
また、レディエッセは大半が施術直後からメイクが可能なようですが、まれに針跡から感染症などを起こすことがあるようです。ダウンタイム中のメイク後はいつも以上にお肌を清潔に保ちましょう。
レディエッセの危険性。こんな症状が起きることも!
レディエッセを受けるうえで必ず知っておかなければならない危険(リスク)は以下の点です。
レディエッセは溶解液がない
レディエッセにはヒアルロン酸のように溶解液がありません。これはもし施術後の状態に不満を持ち、やり直したいと申し出たとしてもそれができないということです。
万が一アレルギー反応があったなど、不測の事態になったとしても注入物が体内に取り込まれるのを待つか、切開して取り出すしか方法がないのです。
これは非常にリスクがあると言えます。
軽い気持ちで注入してみたけれど、不具合があり切開することになった…とあれば傷も大きくなりますし、部位によってはメイクで隠しきれなくなってしまうでしょう。
ハイドロキシアパタイトは欧米などたくさんの国で使われている安全性が高い成分です。しかし世の中には絶対はありません。もし、万が一、という不測の事態も考えておかなければなりませんね。
また、こんな事例もありました。
とあるクリニックで施術を受けた女性が、血管に充填剤が詰まってしまい血液が行きわたらず周辺の皮膚が壊死、さらに失明までしてしまうという事態に陥ってしまったようです…
この事故はドクターの技術が高くなかったことが原因とも言われていますが、溶解液ですぐ取り出せない注入剤だからこそ起きてしまった事故だと思います。
美容整形は様々なリスクが伴いますが、このように生命の危機にかかわることもあるのです。ご自分の身体を大切にされてしっかりクリニックと相談した上で施術をされることを強くおすすめします。
断っておきますが、この女性は鼻の輪郭形成のためにレディエッセを注入したことによって起こった事故だそうです。
今回はしわやたるみ治療としてのレディエッセの解説をしていますので、鼻の輪郭形成とほうれい線のケアなどではおそらく注入する部位も異なるでしょうし、このことが必ずしも当てはまるわけではありません。
レディエッセの口コミ!安全性は確立していない?
基本的には問題ないです。100%とメーカーは言っています。レディエッセの怖いのは、技術的に未熟な人がやると、凸凹して、修正が難しいということです。
レディエッセはまだ歴史が浅い施術法なので、10年、20年後の安全性が確立されていません
技術が低い医師が行いますと、血管閉塞を引き起こします。鈍針を使い血管の貫通をさせないことが必要となってきます。
成分自体には体内に残っていても害はないですが、血管に入ってしまうと詰まって炎症を起こしたり壊死の可能性があります。注入する際の技術が大変重要になってくるということですね…
繰り返しになりますが、施術を希望する際にはクリニック選びは慎重に行いましょう。
レディエッセの施術を受ける価値はあるか?
脅かすようなことを書いてしまいましたが、レディエッセは日本でもたくさんの美容クリニックで使われている施術ですし、成功されたという方もたくさんいらっしゃいます。
副作用なども現在のお肌の状態などによって変わってくるでしょう。
だだどんな施術でも危険はつきものです。そして効果もありますが、その後もメンテナンスをしていく必要があるものがほとんどです。
もしあなたがご自分のしわやたるみにお悩みで解消したいと願っているのなら、リスクやデメリットを十分に理解した上で、ご自分が納得できる、信頼できるドクターに依頼をしてください。